小径が、土とビオトープ的な環境を評価され、2002年、「季節の野草に出会う小径」として世田谷区地域風景資産に選定された。
2003年1月、地元の有志が「船橋小径の会」を設立。
世田谷区の地域風景資産「季節の野草に出会う小径」、同「水辺のある能勢公園」の風景と環境を地域にとってかけがえのない、自然と触れ合える場として大切にし、地域の原風景再生につながるよう保全・育成し未来へと継承すること(会規約より)。
都会ではなくなった野の草や昔懐かしい花が季節を彩り、残された土にも水辺にも様々な生きものたちが、その生を謳歌し生き様を見せてくれる。小径と能勢公園を巡って歩く人は、繰り広げられる自然の営みに驚き、感動し、このかけがえのない世界が、さらに未来へと継承されるよう自らも手を貸そうと決意する。
区と管理協定を結び、学校・地域との連携を持ち、蛍の舞っていた頃の船橋らしいみどりを取り戻す活動をしている。
草花の手入れ、環境調査、手仕事の小径工房、地域行事への参加、小学校授業援助、小径新聞発行など。
園芸種を避け、地域に由来する野の花を育てて生きものに配慮したみどりをめざす。
都市緑化機構より、平成26年度「緑の都市賞奨励賞」を受賞しました。
「ふなこみち」
撮影・編集:中津川 達也
井戸掘りとせせらぎ造りの記録動画(約5分)
私たちの原風景と水辺の再生にとことん付き合ってくれた中津川さんに近況とプロフィールをお願いしました。
「世田谷区民として今後も地域を応援します」
中津川達也(2018年9月)
フリー編集者としてNHKからネット配信番組などを制作。宮城の被災地で子どもたちへ残すべき地域の歴史や文化、自然などを調査研究。
船橋小径の会
〒156-0055 東京都世田谷区船橋3